巣篭もり中にオススメな落語と講談十選

緊急事態宣言下で外出自粛期間にもかかわらず天気良いですな

相変わらず新宿、渋谷などの繁華街は人通りもまばらで夜18時を過ぎると家の近所ですら人がいません

まあ居酒屋もやってませんし当然ですけどね

というわけでそろそろお家にいるのも飽きたでしょ?

家でゆっくり聴くもヨシ、気分転換に散歩しながら聴くもヨシな筆者の独断と偏見で選ぶ落語と講談十選です

まずは先日真打昇進したばかりの神田松之丞改め神田伯山先生から

なんとなんと真打披露興行でやった中村仲蔵がYouTubeで公開されてます

神田松之丞改め神田伯山

https://youtu.be/xpV1xIcg9As

そのほかにもご自身の新作講談グレーゾーン等も公開中

前座時代、二つ目時代、真打襲名披露公演の際にやったものを見比べることができるようになってますからぜひそちらも観てみてください

続いてご紹介するのは名人柳家子さん師匠

もちろん昭和の大名人五代目です

柳家子さん

そんな子さん師匠のオススメはなんといっても粗忽長屋

https://youtu.be/2w-dYYjePyk

粗忽者二人が織りなすバカバカしい笑いはまさに談志師匠の言っていたイリュージョンそのもの

お次はこちら

春風亭一之輔

先ほどが昭和の名人ならまさに令和の大名人はこの方でしょ

春風亭一之輔師匠

そしてこの方の代名詞は初天神

と言いたいとこなんですがここはぜひ聴いて頂きたいガマの

https://youtu.be/69Crg9taDGg

ご自身もかなりの酒呑みなだけあって酔っ払いが上手いですw

柳家喬太郎

こちらも令和の大名人柳家喬太郎師匠

新作落語といえばこの人なんですが最近では古典も多いですね

そんな柳家喬太郎師匠でオススメなのは文七元結

新作もいいですがぜひとも古典の大ネタを聴いてホロリとして頂きたい

時季外れではありますがこんな時こそ人情噺かなと思いセレクトしました

お次はこちら

桃月庵白酒

またまた令和の大名人ですね

桃月庵白酒師匠

この方はぜひ替わり目を聴いて欲しい

https://youtu.be/fw3Yewd–U4

これは聴くというより観て欲しいというのが正解ですな

落語ザ ムービーの中でも傑作といっても過言ではないでしょう

白酒師匠の酔っ払いの旦那と佐藤二朗さん演じる酔っぱらいが良い感じでリンクしててお二人共さすがです

と、ここまでで何人いきましたっけ?ひいふうみい。。。

あと五人も紹介すんのかよめんどくせえな

それでは残り五人いってみましょー!!

柳家小三治

令和の名人が続きましたから平成の大名人のご紹介

まだ生きてた柳家小三治師匠です

小三治師匠は青菜

https://youtu.be/peJ_iAcpKrc

もう少しで初夏ですし時期的にぴったりかなというセレクト

鰹節かけた菜葉のおしたしで冷酒を呑みたくたくなる噺です

それとぜひ柳陰とやらも呑んでみたい

三遊亭圓歌

先代の三遊亭圓歌師匠

となればやはり中川家の人々でしょう

https://youtu.be/nyzOk7mA208

今回ご紹介する唯一の新作落語です

これはもう大笑い間違いなし

笑って免疫力高めちゃってください

古今亭志ん生

ここからは昭和の大名人でいきましょうか

まずは古今亭志ん生師匠

いだてんの志ん生

大河ドラマでビートたけしさんが演じたことで初めて知った人も多いようですね

酔っ払って高座に上がるなんて日常茶飯事、その上高座で寝ちまう破天荒ぶりw

そんな志ん生師匠は火焔太鼓

https://youtu.be/l50M6eap5U0

江戸時代から伝わる古い噺ですがじつは志ん生師匠がほぼ作り直した噺です

そして志ん生師匠を紹介したらお次はこの方しかいませんね

古今亭志ん朝

志ん生師匠の息子さんの志ん朝師匠ですね

本名 美濃部強次

強次でピンときた方はスルドイですね

落語心中の主人公与太郎の本名とおんなじなんですね〜

与太郎のモデルとも言われております

そこで志ん朝師匠は野晒し

https://youtu.be/mmF1BzSWSQs

志ん朝師匠に関してはもうオススメがあり過ぎるから困っちゃいますw

この方だけで一個のブログ作れるんじゃないかというほど

とりあえず切りがないので今回はぜひ野晒し聴いてください

他のオススメ噺はまた別の機会ということでご勘弁

そして最後はやっぱりこの人でしょう

立川談志

ご存知天才立川談志師匠

円鏡は面白い、志ん朝は上手い、談志は凄いと言われた落語の天才ですね

天才というより落語キチガイですかw

談志師匠の落語のなにが凄いって、独演会観た客が黙って俯いて帰路につくくらい凄いんです

そこでこれまた時季外れですが談志師匠といえば芝浜

https://youtu.be/WqU5SU1nxoU

ちょっと長いですがぜひ観て欲しい噺

終わったあとしばらく黙ってうーんと唸ってしまうくらい凄いし泣けます

これを大晦日に聴くと来年も頑張ろうって思えるんですよね

というわけでこんな御時世だからこそ聴いて欲しい一席です

ではまた

神田松之丞改め神田伯山襲名、真打昇進披露興行!!

明けましておめでとうございます㊗️

だいぶご無沙汰してましたw

前回の更新は11月だったんですね

だいぶあいてしまいました(汗)

いまだオーズドライバーのネタもあげられずうだうだと過ごしてるうちにもう二月も終盤ですよ

相変わらず仕事が忙しく毎日があっという間に過ぎていきます

まあ相変わらず貧乏暇なしってやつでw

そんな毎日を送ってましたがおめでたい事に神田伯山先生の襲名披露興行が新宿末廣亭を皮切りに無事スタート!!

初日だけに限らず連日徹夜組が出るという人気ぶり

凄い事になりましたね

イヤ〜、自分は完全に諦めてたんですがなんと千秋楽の2/20がたまたまお休み!!

そんなわけで早朝から並びましたね

とはいえさすがに休日はなかなか早起きはできず整理券配布の8:00に滑り込むことに成功

この時点でかなりの行列でTwitterで情報収集することに

7:30くらいで300人とのツイートあり。。。こりゃダメかな

朝日が目に染みます

無事新宿末廣亭まで到着

行列の後ろに並んで小一時間

227番ゲット

誰だあのツイートしたやつ

全然違うじゃねえかw

ハイ、前祝い♪

朝から公園で遊ぶ子供達を眺めながらビールをすする親父

お母さん達のダメ人間を見る視線が痛いっス

いいじゃないか今日くらい!!

夜の部開始は17:00なので16:00に来て整理券番号順に並びます

お祝いムード全開です

真ん中にどーん!!と伯山!!

せっかくだから看板撮りたいのに邪魔だよババア!!

結局コイツどきゃしねえし諦めましたよ(泣)

案の定札止め

朝から並んでよかったよ〜

それでこちらがこの日のメンツ

成金からはA太郎さん

もうすぐ真打昇進だそうですよ、おめでとうございます

そしてナイツのお二人

笑点でお馴染み小遊三師匠

大阪からはなんと文枝師匠まで駆けつけてます

そしてトリは神田松之丞改め神田伯山先生!!

それにしてもせっかくここまで育てた松之丞の名前勿体無いですね

いつかお弟子さんにつけて欲しい名前です

227番ということで一階席では無理だろうなって諦めてたらやはり二階席

ただし二階席一番前のど真ん中!!

逆に超観やすい最高の席でした

肝心の伯山先生、末廣亭の千秋楽を飾るネタは「淀五郎」!!

大方の予想通りだけど聴きたいネタだったからめちゃくちゃ嬉しいです

内容については余計なこと言いません

気になる方はご自分で調べてくださいね

出来はもちろん最高でした

ご自分へ言い聞かせるような内容なだけに気合い入ってました

それにしてもこの人の講談はやっぱり聴きやすいし耳にスッと入ってくる

寄席で育っただけあって台詞も多いから落語のようでもあって聴いていて心地良いんですよね

落語にない部分を講談で補っていて、講談にはない部分を落語で補っていると言えばいいのかな

落語とも一般的な講談とも違う「神田伯山の講談」になってる気がしますね

これって落語以外にも歌舞伎などにも精通している神田伯山ならではかなと

だからこの人の語る講談の世界にはグッと引き込まれるものがあるのかもしれません

それにしても楽しい時間はあっという間ですな

ただし桟敷席だからケツが痛いw

もの凄くよく見えるという代わりにかなりの苦行となりましたがトリの伯山先生のときはケツの痛みすら忘れるほど

さて、新宿末廣亭の次は浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場と続きます

それと時々広小路w

日本一チケットの取れない講談師神田伯山!!でも寄席は並べば入れますからね

どうせチケット取れないなんて諦めずに並んでみることをオススメします

並んで見るだけの価値はあると断言できます

しかも普段と違って襲名披露興行ですからお祝いムード全開で一緒にお祝い出来たという満足感まで得られますよ

恐らくこのお祝いムードが次に味わえるとしたら師匠の神田松鯉の名前を継ぐときでしょうね

継がないかもしれませんし今後のことはわかりません

芸は一期一会とも言いますから迷ってる方は是非一度行ってみましょう

ちなみに浅草演芸ホールは末廣亭と違って酒が呑めますw

ビール片手にのんびり観れるのが浅草の醍醐味

末廣亭と池袋演芸場は飲食はできますが飲酒不可なのでご注意ください

実はケツの痛みよりビール呑めないほうが辛かったりしてね

それでは皆さんぜひ寄席へ行ってみましょう

ではまた

追記

国立演芸場はチケット前売りですからご注意ください

https://www.ntj.jac.go.jp/sp/engei.html